第12回飛騨高山ウルトラマラソン走ってきました。

2024年6月9日 (日)、第12回飛騨高山ウルトラマラソン 71kmの部走ってきました!

以下、当日の振り返り。

ウルトラマラソンって何?って方もいらっしゃいますよね。
ウルトラマラソンとは、フルマラソン(42.195km)以上の距離を走るマラソンレースの総称です。

60kmくらいのレースもあれば、100kmを超えるレースもある。明確な距離は決まっていません。フルマラソンを超える距離のレースはウルトラマラソンとなります。

そんなウルトラマラソンに人生初めてチャレンジしてきました。それが「第12回飛騨高山ウルトラマラソン 71km」

「え、100kmじゃないの?」と思ったあなた。
そうなんです、飛騨高山は71kmと100kmの2つのコースがあるんです。

なぜ100kmの部にエントリーしなかったのか?
はい、単純に怖気付きました。笑
100kmは私にはまだ早いんじゃないかと。飛騨高山は高低差が多く、ウルトラマラソンの中でも難しいコースだと聞いてるし。。。
やっぱり出るからには完走したい!

ということで、無難に71kmにエントリー。だって完走したいんだもん。

しかも日帰りでフルマラソンにチャレンジするランナーも多い中、前泊・後泊と2泊3日の日程で行ってきました。
もう旅行ですね。

そうなんです。私がマラソンを走る理由として「旅行も兼ねる」というのが大きなポジションを占めているので、今回は張り切って2泊の予定で行ってきました。飛騨牛と五平餅とみたらし団子食べたい!

高山は観光地なので、ホテルも高い。
なので、飛騨高山に出ると決めた時点で、ホテルもすぐに予約。おかげでリーズナブルなビジネスホテルをゲットできました。

マラソン前日は午後2時過ぎに高山市に到着。
宿泊予定のホテルに行くと、ランナーさんだろうなというお客さんでチェックインカウンターは行列。
ランナーさんがたくさんいて、ちょっとテンション上がりますね。

みたらし団子屋さんもホテルの近くにあって嬉しい。1本百円。
前日は早く寝たいので、早めに夕食を食べてホテルで休みました。
うどんを食べる気満々でお店に入ったけど、どうにもお蕎麦が美味しそうで急遽蕎麦を頼む。

そしてマラソン当日。
ウルトラマラソンの朝は超早い。
フルマラソンって9時スタートとかが多いけど、飛騨高山の100kmの部はスタートが朝の4:30からです。
受付などもあるので、100kmにエントリーした場合、3時台には会場に行かなきゃいけない。

71kmは5:20スタートでしたが、100kmの部に出場する友人がいたため、私も100kmのスタートに間に合うように会場に到着。
まだ暗いけど、会場に浮かび上がるスタートアーチがなんだかかっこいい。テンションあがる。

71kmのスタート時間になることには、空も明るくなってきました。
自分の意思でエントリーしたとはいえ、正直今から71kmも走るのかと思うと気が重くなる。
坂道ばかりだと聞くし。

しかしここまできたらもう走るしかないんだよね。
覚悟を決めてスタートの号砲と共に走り出す。
エイドが充実してたので、エイドを目指して頑張ると決める。

飛騨高山ウルトラマラソンは、観光名所である高山の古い街並みの中も走ることができます。
趣があってとっても素敵。少し道幅が狭いので危ないけど。

古い街並みを超えると、山道が続く。
この先もまだまだ山道が続くので、他のランナーさんも結構歩いてました。
他のランナーさんが歩いてると、自分も歩いていいんだって気になるよね。
もちろん私も歩きました。じゃなきゃ71kmも足がもたない。

でも山といってもトレランのような山道ではなく、ちゃんと舗装された道路を走ります。
途中ですれ違った100kmにエントリーされているランナーさん(多分トップの人たち)たちは、登り道もしっかり走っていました。さすがですね。レベルが違う。

今回のマラソンの一番の楽しみは、やはりエイド!
71kmもあるので、途中でしっかりとエネルギーを補給しないと最後まで走れない。

ということで、食べまくりました。
フルマラソンと違ってタイムはあまり気にならないので、エイドではしっかり食べてしっかり休息する。
フルマラソンだとタイムが気になって休息できないので、ここはウルトラマラソンの良いところだなーと思います。もちろんタイムを狙っている人はあまり休んでいないと思いますが。

ボランティアさんが握ってくれたおにぎり、美味しい!
ご当地のお蕎麦?も美味しかったよ。

山を登って降りて、エイドでエネルギー補給。
そして次の山を登って降りて、またエイドでエネルギー補給。
そうこうしているうちにコースの最高地点に到達。

登ったら降りなきゃいけない。
私は下りが苦手なので、長い下り坂で膝がやられました、、
だってずっと下り坂なんだもの、、
下りが苦手な人は要注意です。

エイドにはもちろん甘い系もあります。
さるぼぼクッキーに温泉まんじゅう。
高山といえばさるぼぼだよね。
さるぼぼクッキーはお土産にも買っていきました。

そしてそして、ついに!
待ちに待った飛騨牛エイド!
飛騨牛、美味しい!

飛騨牛エイドは57km地点にあります。
ここは大きなエイドで、飛騨牛の他にみたらし団子やトマトそうめんなど、美味しそうなものがたくさん。
しかも学生さんの吹奏楽演奏などもあり、もうここがゴールでいいんじゃないか?と本気で思った。
飛騨牛も食べたし、ここからさらに14km走る意味ある?(100kmの場合、ここからさらにフルマラソン走らなきゃいけない…)

そうはいっても、71kmはあと残り14km。
ペースもそんなに早くなかったので、足もそこまで疲れてないし、体力的にはまだ走れる。
ということで最後の力を振り絞ってゴール目指して走る。

正直飛騨牛エイドを出た時は、このままいい感じで走ってゴールできると信じていました。
…が、甘かった、、

多分66kmくらいまではちゃんと走れてたんだよね。
でも残り5kmを切ったくらいから急に足に来た。
足のどこかが痛いとかではなく、単純に疲労。

歩いて走って歩いて走ってを繰り返しながら、少しづつ前に進む。
71kmのゴール手前くらいで100kmのランナーさんたちと合流するので、100kmのランナーさんの邪魔にならないよう、道の端っこギリギリをゆっくり進む。

そして70km地点で100kmランナーさんと再び道が分かれる。
この瞬間ほど71kmを選んでよかったと思った瞬間はなかったわ。
私はあと1kmだけで済むんだ!

そしてゴール直前、ランニングクラブの友人たちが応援に来てくれてるー。
嬉しいー。実はゴール手前まで歩いてたんだけど、友人の姿を見つけて急いで走り出したよ。笑

そしてなんとかかんとかゴーーーール。
時間は9時間39分。ぶっちゃけこのタイムが早いかどうかわわからない。

でもタイムじゃないのよ。
71kmを走り切ったという事実だけで泣けてくる。
無事に走り切れてよかったー。
一緒に参加した友人たちも、みんな無事ゴールできました。

ゴール後にもらったメダルはさるぼぼの形です。可愛い。

71kmでもめちゃくちゃしんどかった。でも100kmって、ここからさらに30km走するのよね。
いやー、100km走るランナーさん、尊敬する。素晴らしすぎる。

でもいつか100kmに挑戦してみたい自分もいる。
71kmで「もうウルトラマラソンなんて絶対でない!」ってなったらどうしようと思ってたけど、そうやらそうはならずに済んだようです。

次は100kmに挑戦してみたいな。

最後になりましたが、関係者の皆様、ボランティアの皆様、沿道で応援していただいた皆様。皆様のおかげでとても楽しい大会に参加できました!本当にありがとうございました!

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