第1回 つるぎ山麓トレイルdu上市 走ってきました。

2024年7月7日(日)、第1回つるぎ山麓トレイルdu上市のロングの部、44.5km走ってきました。

以下、当日の振り返り。

記念すべき第1回の大会。
第1回とはいえ、今までは「上市マラニック」という名称で行われていたレースとなります。
今回より名称が変更されました。

つるぎ山麓トレイルには「ロング44.5km」「ショート24km」「親子ペア2.1km」の3つのコースがあります。
私も2023年の上市マラニックのショートコースにエントリーしていましたが、今年は頑張ってロングコースにエントリー。

よく考えたらフルマラソンよりも長い距離で、しかも山の中を走らなきゃいけない。
しかもこの日は7月頭なのに暑かった!
富山市の最高気温は37度を超える猛暑日。
なんとなくロングコースにエントリーしたものの、完走できるかなという不安がよぎる。

でももうスタート位置に並んでるので今更不安になっても仕方ないよね。ってことで、覚悟を決めてスタート。

昨年上市マラニックのショートコースに参加してたので、序盤のコースはなんとなくわかっていた。
山に入るまでの最初の4kmくらいが辛いのよ。

太陽をもろに浴びて、アスファルトの道路を走る。
しかも登り。
最初はまだ走れるくらいの登りなんだけど、最後の方はもう歩いちゃうくらいの勾配。

はい、今年も歩きました。だってまだ40km近く残ってるもの。こんなところで足をやられるわけにはいかない。

でも登り切った後は林道に入る。
去年はこの林道が涼しかったのよねーと思い期待したけど、今年はそんなに涼しくなかった。
まあこの暑さだから仕方ないよね。でも直射日光がないだけで全然違う。
そしてこの林道はすごく景色がいいんです!
岩をくり抜いた洞窟なんかもあったり、ちょっと非日常感を味わえます。

この林道を終え、ロングコースは次の大観峰(2つ目の登り)に向かう。
山といえどそこまで標高も高くないし、まだ序盤で体力も残っているので、ここら辺はサクッと走り抜ける。

大観峰を下り、観光名所で有名な大岩日石寺に到着。
エイドもあるのでここで水分補給して3つ目の登り「城ケ平山」に向かう。

城ケ平山はさっきの山よりも標高も高く登山感も強い。
城ケ平山の登りから、なんか足が疲れてきたーという感じ。

ただ城ケ平山はショートコースの人と合流する箇所なので、登り渋滞が発生しやすい。
渋滞している間は足を休めることができるので、結構助かります。タイムを気にしている人は前に進めなくて辛いかもしれませんが。

程なくして城ケ平山頂上に到着。ここはすごく景色がいいのよね。
山を登った感が強い。

ほんとはもっとゆっくりしたいんだけど、この時点でまだ全体の半分にも到達していないので、水分補給してすぐに下山。

下山した後に大きなエイドがある。
ここでお水をかけてもらったり、地元の美味しい飲み物などあるのでここでちょっと休憩。

ショートコースの人はこのエイドで折り返して行くんだけど、ロングコースはここから最後の登りを目指さなきゃいけない。そしてこの4つ目が一番きついんだな。

山といっても本当に山の中に入るわけではなく、車が通れそうなくらい整備されている道が続く。
でもずっと延々と登り。しかも木々で遮られているわけではないので、直射日光がきつい。
したから生ぬるい風が噴き上げてくる。

そしてこのあたりはロングコースのランナーしかいないし、ランナー同士の距離も空いているため、孤独感も強い。
熊が怖かったので、私の10mくらい前にいた熊鈴ランナーさんをストーカーのように追う。

そしてやっとこさ登りが終わって下りに!

…でも私は下りが苦手なので、下りは下りであまり喜べないんだよね。

ブレーキかけながら走ってしまうので、足への負担がハンパない。
しかも今回は結構急な下りだから、辛いのなんの。
道もちょっとガタガタしてたかな。

でも登ったからには下らなきゃいけないので、頑張って走る。

話は飛ぶけど、今回すごくいいなと思ったのが、ゼッケンにコース情報が書いてあったところ。
何km地点にエイドがあるとか、何km地点が登りの頂点とか、そういう細かな情報を走りながら確認することができます。
これがとっても便利。
しかもランナーが見やすいよう、上下反対に印刷されている(Tシャツの裾を持ち上がるとちょうど見える感じ)。
あとちょっとでエイドだとか、あと少しで登りが終わるとか、そういう情報を常に確認しながら走れたので、精神的に楽でした。
この登り、いつまで続くの?って思いながら走るのって結構ストレスだよね。どれだけ力を温存しておけばいいかわからないし。

上市ダムもこえ、城ケ平をおりた後に立ち寄ったエイドに戻る。
ここまで来たら少しゴールが見えてきた気がする(気だけかもしれない)。

もう疲れ果ててるけど、後は大きな登りもないしこのままゴールできそうだなーと思ったけど、甘かった。
去年の上市マラニックのショートコースもそうだったけど、もう一度スタート直後に登った林道入り口まで登らなきゃいけないのよね。

走ってるうちに、あ、ここ去年通ったなーと思ったと同時に、去年の最後の登りの辛さを思い出す。そしてその登りが始まる。

ここがきついのよ。
もう足も疲れてるし、体力も残ってないし。
40km付近でのこの登りは辛い。

でもここを登らなきゃゴールできないので、最後の力を振り絞って登る。
そして林道入り口エイドに到着。ここで食べた梅干しがなんと美味しかったことか。

さあ、あとは下るのみ!
でもさっきも言ったように、私は下りが苦手である。
でもここまできたら登りより下の方が全然良いので、最後の力を振り絞る。

もう少しでゴール!
…って思ったけど、丸山総合公園が見えてから結構長いんだよね。
去年も思ったんだけど、あの曲がり角を曲がったらゴールだ!って思って走るんだけど、
曲がってもまだゴールじゃない。

丸山総合公園周辺までくると、先にゴールして帰宅するランナーさんとすれ違う。

みんなから「頑張れ!もうちょっと!ゴールにアイスあるよ!」と声をかけてもらえるので、自然と力が湧いてくる。

そして本当にゴーーール!

疲れたー。
でも無事ゴールできてよかった。

ゴール後に今年も参加賞のあなん谷醤油やお味噌をもらう。
嬉しい!
このお醤油、本当に美味しいから!

しかも更衣室で一緒になったランナーさんから「私、電車で帰るので、重いのでよければもらってくれませんか?」とお醤油を1本いただいた。
ありがとうございます!どれだけでも持って帰ります。
あなん谷醤油で作るきゅうりの浅漬けが絶品なのよ。

今年はロングコースに出場し、去年以上に過酷なレースとなりましたが、とっても楽しい大会でした。
来年も出る!

最後になりましたが、関係者の皆様、ボランティアの皆様、応援していただいた皆様。皆様のおかげでとても楽しい大会に参加できました。本当にありがとうございました!

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