2024年6月8日 (日)、第13回飛騨高山ウルトラマラソン 100kmの部走ってきました!
以下、当日の振り返り。
初めての100kmマラソン。
昨年71kmの部でウルトラマラソンデビューを果たしたので、今回は初めての100km完走を目指します。
昨年と同じく、今回も2泊3日のマラソン旅行。


高山といえばみたらし団子。みたらし団子を食べ、古い街並みを観光し、ホテルから歩いて行けるお蕎麦が美味しい店で早めのディナーを食べ、明日に備えて早めに寝ます。
ちなみにお土産はいつも「きなこげんこつ」を買います。美味しいんだよね、げんこつ。
当日は高山駅からのシャトルバスに乗り、会場まで行きます。
スタートは4時30分。なので3時前にはホテルを出発。

スタート前は、まだあたりは真っ暗。
暗闇の中浮かぶ入り口のゲートがかっこいい。


他のウルトラマラソンに出たことがないのでわからないんだけど、飛騨高山はスタート前のエイドがとっても豪華です。
パンやバナナ、色んな種類のドリンク、さらに持ち歩きもできるスポーツジェルまで、朝食を食べ忘れた人もここでエネルギー補給できます。
ここでたくさん食べたかったけど、お腹が痛くなるのも嫌だったので、スタート前のエイドは少しだけいただきました。
そして4時30分になり、100kmの部がスタート!周りは早そうな人ばっかり。
今回の目標は完走です。
タイムは気にしないから、なんとか完走させてくれ。
そしてスタートの号砲がなる。
100kmの部は、WAVE AとWAVE Bの2つに分かれています。
まずはWABE Aからスタート。
やはり100kmを走る人たちは強者揃い!
昨年71kmで走った時は登り坂を歩いている人が多かったのに、100kmのランナーは歩かない!
登り坂もちゃんと走ってる!
私は登り坂は歩く予定だったけど、周りのみんなが走る中私1人だけ歩く度胸がなかったので、私も同じように走る。
…最後まで体力持つか不安。
そして高山といえば豪華なエイド。
でも昨年はエイドでのんびりしすぎてたので、今年は関門時間も気になっていたのでエイドを最小限の時間ですます。
食べ過ぎると走れなくなるので、おにぎりに後ろ髪を引かれながらも心を鬼にして走る。
美味しそうな食べ物がたくさん出てくるのよー。


エイドも華麗にスルーし、ただひたすら走る。
いや、正確にいうと走ったり歩いたり。
飛騨高山は坂道が多いので、登りは歩いて、下りは走る。
思っていたより暑くもなく、順調に距離を伸ばす。


そして50km手前くらいだったかな?ゲストランナーのみゃこさんに抜かされる。
私より1時間近く後に出発して、もう抜かされるの?とビビる。
「みゃこさん!」と声かけたら、笑顔で返事して頂けました。ありがとうございます。


そして57kmの関門に到着。
ここは一番大きなエイドで、飛騨牛やみたらし団子も出てくる。
地元の学生の吹奏楽の演奏などもあり、もうここがゴールでいいんじゃないのか?と思えるくらい。
あまりエイドでは食べ物を食べてないんだけど、ここでもちゃんと飛騨牛食べました。めっちゃ美味しかったです。
飛騨牛エイドを後にし、順調に距離を重ね、いよいよ70kmと100kmの分かれ道へ。
ここから未知の世界なんだよね。
大変だよ〜と聞いていた千光寺の激坂。
正直、甘く見てました。すみません。
ほんっとうに激坂だった。


登山で急登も結構のぼるけど、ここは登山道か?と思うくらいの激坂。
こんな急な坂、なかなかない。
というか、冬で道が凍ったらどうするの?と考えると怖くなる。
めちゃくちゃ大変だったけど、なんとか坂を登り終え、今度は降り。
登りが辛いということは、降りも辛い。
それでもなんとか千光寺を越えれた。
さあ、最難関ゾーンも越えたので、後はゴールに向かうだけ。
といってもここから30kmくらいあるんだよね。
長っ!
ここからは走ったり歩いたりを繰り返す。
そしてマラソン恒例の自問自答タイム。
「まだ足は生きてるので、もうちょっと走ろうよ」という自分と「歩いてでもゴールできるから、歩こうよ」という自分の戦いが始まる。
天使と悪魔。
どちらが天使でどちらが悪魔かわからない。
で、だいたい後者が勝つ。
今回ももう少し走れた気がするけど、歩いちゃったんだよね。
メンタルが弱い。
走る練習より、メンタル修行が必要ではないか。
歩いたり走ったりを繰り返し、少しづつ進む。
そしていよいよゴール手前の300mくらい。
ここから沿道の応援も多くなるので、急に走り出してみる。
そして笑顔で走りながらゴール。
結果、13時間29分。
ギリギリ13時間半切れた。
タイムはともかく、無事完走できて嬉しい。
ほんっとうに疲れたけど、ゴールしたら全ての疲れを忘れるのは何なんだろうね。
走り終わった後は、ランニングクラブのみんなでお疲れ様会。良い1日でした。
最後になりましたが、関係者の皆様、ボランティアの皆様、沿道で応援していただいた皆様。皆様のおかげでとても楽しい大会に参加できました。ありがとうございました!