こんにちは。富山マラソン2024も終わりましたね。
私は今回で5度目の富山マラソンとなります。5度目となると、そろそろコースも覚えてきました。今回は富山マラソンから1週間が経ち、まだ記憶が新しいうちに富山マラソンコースの攻略法を来年の自分に向けて書き留めておきたいと思います。
富山マラソン基礎知識
ここ数年、富山マラソンは11月の第1日曜日に行われています。
エントリーは抽選ではなく、先着順です。
金沢マラソンの1週間後に開催され、抽選方式である金沢マラソンに落選されたランナーさんが落選後に富山マラソンにエントリーすることが多いです。そのため、金沢マラソンの抽選結果が出たあとすぐにエントリーが締め切られるイメージ。
スタート前
富山マラソンのスタートは「高岡市」です。ちなみにゴールは「富山市」。
男性の方は分かりませんが、女子更衣室は広めです。富山県高岡文化ホールのホールで着替えなどを行いますので、暖かく綺麗で広く快適です。トイレも綺麗。
ホールは飲食厳禁なので、ロビー部分で皆さん補色を食べたりしています。大きなゴミ箱もあります。
着替えが終わると手荷物を預けに行くのですが、自分の荷物を預けるトラックを探して、さらにスタート位置まで行くのに結構時間がかかります。人でごった返していますので、早めの行動がおすすめです。
スタート位置の手前にたくさんの仮設トイレがありますが、かなり並んでいます。
スタートに間に合わない可能性もありますので早めの行動をしましょう。
1km〜5km
最初の5kmは高岡市の街中を走ります。
スタート付近は道も広く、沿道からの応援も多く、華やかなスタートになります。
ただしばらく走ると重要伝統的建造物群保存地区に選定されている山町筋の街並みに入りますので、道がちょっと狭くなります。ここら辺はランナー同士も密集するので、少し走りにくいかも。
高岡市は市内電車も走っており、市内電車の線路を跨ぐ箇所もある(危ないのでマットが敷いてありました)ので、転ばないように足元にも注意が必要です。
4km付近に高架橋があります。高低差はそれほどありませんが、最初の頑張りポイントです。
高架橋を降りてしばらく行くと、スライド区間(折り返しなどで他のランナーとすれ違う区間)となります。ここでトップ選手やランニング仲間などとすれ違う事ができますので、友人と一緒に参加している方は探してみましょう!
5km〜10km
5km〜10kmの間は走りやすいと思います。高岡市の街中なので、沿道の応援も多いです。
7km付近に高架橋がありますが、こちらもそれほど高低差はありません。10km手前あたりで庄川沿いに出ます。ここから長い川沿いの道を走ることになります。
10km〜15km
10km〜15kmの間はずっと川沿いの道です。まっすぐな道なのですが、遮るものがないので風がある場合はモロに影響を受けます。2024年は風が強くて大変だった。
コース高低図を見ると、この区間はなだらかな下りになります。なので風がなければ走りやすいと思います。
川沿いの道は5km以上続くので、少し飽きてくるかもしれません。
15km〜20km
15kmすぎからいよいよ海沿いに出ます。
この区間には国指定重要無形民俗文化財にもなっている「新湊曳山」が沿道に登場し、ランナーを応援してくれます。
そうこうしているうちに、磯の香りが強くなり海が見えてきます。
ここで一つ注意点。新湊大橋の手前に橋があります。それなりの高低差があるので、私が初めて富山マラソンに出場した時はこの橋が新湊大橋だと思っていました。しかしこの橋は新湊大橋ではありません。この後に比べものにならないくらい大きな橋が控えています。
例年、新湊大橋の手前のエイドは補食が充実しています。逆にいうとここまで走らないとお腹に溜まるような補食は出てきません。2024年は18.6km地点のエイドでいなり寿司やかまぼこが出ました。ここでしっかりとエネルギーを補給して、新湊大橋に臨みましょう。

20km〜25km


20km手前くらいから新湊大橋に差し掛かり、21km付近で橋の天辺に到着します。
ちょうどフルマラソンの折り返し地点。ちゃんとこの地点で折り返しになるようにコースを設定したのだと思います。
新湊大橋自体は全長2km以上あります。高低差として50mないくらいでしょうか。
新湊大橋は歩いて渡る方も多いです。
天気が良い日は、立山連邦が綺麗に見えますので、皆さん走りながら写真撮影をしたりされてます。走っている方もたくさんいらっしゃるので、写真撮影する際は邪魔にならないように気をつけましょう。
そして富山マラソン当日は、橋の上の電光掲示板が「富山マラソン」「がんばれ」に変わります。余裕がある方はぜひ確認してね!
天辺まで登り切ると、あとは1km以上のくだり。しかしこの下りも結構急なので、下りだからといってここで調子に乗ってスピードを上げると足がやられますのでご注意を。
新湊大橋が終わると、再び平坦な道が始まります。
2024年は橋を降りた地点のエイドで昆布おはぎや昆布あめが出ました。
富山県は昆布大好き県なので、県外の方はぜひ食べてみてください。
25km〜30km
この区間は平坦で走りやすい区間です。沿道でたくさんの方が応援してくれます。
新湊大橋が終わり、この辺りで急激に足の疲れを意識しやすいです。
また途中でスライド区間がありますので、友人などを探しながら走るのも楽しい。
タイムを狙っている方は、ペーサー集団と自分がどれくらい離れているかの確認もできます。
終始走りやすい道が続きますが、途中から田んぼ道が始まります。
2024年は風が強く、遮るものがない田んぼ道は風の影響をモロに受けるのでとっても辛かったです。
30km〜35km
田んぼ道はまだまだ続きます。
30kmの壁を超えた地点。多分、皆さんの足も限界です。
この辺りから歩いている人の数が激増します。
道は平坦ですが、ひたすらのどかな田んぼ道を走る。
もうマラソン後半だけど、まだゴールには距離がある。
私はこの辺りはエイドを楽しみに走っていました。
このあたりのエイドはコーラやかりんとう饅頭など、糖分摂取させてくれるようなものが出てきます。
35km〜40km
序盤はまだ田んぼ道ですが、そのうち住宅街へと入ってきます。
住宅街に入るとそろそろゴールを意識しだすころ。
ただし37km付近から最後の難関、北代の上り坂となります。
上り坂といっても高低差は17mくらいでしょうか?
それでも40km手前の上り坂はきついです。
最後の踏ん張りどころですね。
上りよりも下の方が急だったイメージがあります。
足の踏ん張りも効かなくなっている頃ですので、下りが結構きついです。
ここら辺までくると、沿道の応援の方にも「もうちょっとだよー」と声をかけてもらえます。
40km手前くらいで富山北大橋の姿が見えてくると「ああ、本当にもう少しでゴールだ」と普段この辺りを走っている富山県民なら感じるのではないでしょうか。
40km〜ゴール

40kmすぎに富山北大橋があります。
少しだけ上るので、ここも頑張りどころ。
富山北大橋を降りた付近に公式カメラマンさんがいるので、最後の力を振り絞り笑顔で写真を撮ってもらいましょう。
橋を越えるとゴールがある環水公園が見えてきます。
ゴール付近は応援がすごい。
学生服を着た応援団やチアガールなど、沿道に溢れんばかりの人々がひたすら応援してくれます。
この辺りはランナーはもう足が売り切れていると思いますが、この大応援団の前で気力だけで足を進めることができる思う。
最後の曲がり角を曲がるともうすぐゴール!
…と思えど、意外と長い。笑
しかもまっすぐな道ではなく、少し曲がっているので、ゴールのアーチがなかなか見えない。
ゴール直前も沿道にたくさんの方がいらっしゃるので、皆さんの応援に後押しされてゴールすることになります。
ゴールしたら、メダルや飲み物をもらって、しばし環水公園で休みましょう!
環水公園はとっても綺麗な公園です。
この公園をバックに、フィニッシャータオルなどを掲げて写真をとると映えること間違いなしです。
以上、私の勝手な富山マラソン攻略法でした。